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編み物・ニット
Modern Daily Knitting 🇺🇸

ウェアを編むときに知っておきたい「サイズ選び」のコツ

Garment Knitting: On Finding the Right Size

パターンにないサイズのセーターを編む:基本原則
編み物のパターンに自分のサイズがない場合でも、諦める必要はありません。この記事では、既存のパターンを自分のサイズに合わせて調整するための基本的なアプローチを解説しています。まず、最も重要なのは「ゲージ」を正確に測定することです。ゲージとは、特定の針と糸で編んだ10cm四方の編み地の目数と段数のことで、これがパターンと一致しているかを確認します。もしゲージが合わない場合は、針のサイズを変更して調整します。例えば、パターンよりもゲージが小さい(目が詰まっている)場合は、より太い針を使用し、ゲージが大きい(目が緩い)場合は、より細い針を使用します。このゲージ調整が、最終的な作品のサイズを決定する上で最も重要なステップとなります。

次に、自分の身体測定値と、パターンが想定している完成品の寸法を比較します。特に、バスト、ウエスト、ヒップ、袖丈、着丈などの主要な寸法を確認し、どの部分を調整する必要があるかを特定します。パターンに記載されている完成品の寸法は、通常、ゆとり(positive ease)を含んだものです。自分の好みのゆとり量を考慮し、最終的な目標寸法を設定します。例えば、パターンが想定するバスト寸法が自分のバスト寸法よりも小さい場合、目数を増やす必要があります。逆に大きい場合は、目数を減らします。この際、増減する目数は、ゲージに基づいて計算されます。例えば、10cmで20目というゲージの場合、1cmあたり2目となります。必要な増減幅をセンチメートルで算出し、それにゲージの目数を掛けることで、増減すべき目数を導き出します。

サイズ調整の具体的なアプローチと注意点
サイズ調整を行う際には、いくつかの具体的なアプローチがあります。一つは、パターンに記載されているサイズの中から、自分の目標寸法に最も近いサイズを選び、そこから微調整を加える方法です。例えば、バストはLサイズ、袖丈はMサイズが適切であれば、Lサイズのパターンをベースに袖丈だけMサイズに合わせるように調整します。もう一つは、パターン全体をスケールアップまたはスケールダウンする方法です。これは、全ての寸法を一定の比率で増減させるもので、特にパターンに複数のサイズ展開がない場合に有効です。ただし、この方法は、模様編みや複雑なデザインの場合、模様の比率が崩れる可能性があるため注意が必要です。

具体的な調整箇所としては、身頃の幅、袖の幅と長さ、襟ぐりの深さや幅などが挙げられます。身頃の幅を調整する際は、脇の下から裾までの増減目数を均等に配分することが重要です。袖の長さは、袖口から肩までの段数を調整することで変更できます。また、袖の幅を調整する場合は、袖下から袖山にかけての増減目数のペースを変更します。これらの調整を行う際には、必ず編み地のゲージと自分の測定値を基準に計算し、メモを取りながら進めることが成功の鍵となります。特に、模様編みがある場合は、模様の繰り返し単位(リピート)を考慮して目数を調整する必要があります。例えば、4目1模様のパターンであれば、増減する目数も4の倍数にすると、模様が崩れにくくなります。最終的には、調整したパターンで試し編み(スワッチ)を編み、再度ゲージを確認することで、より正確なサイズ調整が可能になります。

実践的なヒント
* ゲージを正確に測定し、必要に応じて針のサイズを調整する。
* 自分の身体測定値とパターンの完成寸法を比較し、調整が必要な箇所を特定する。
* 模様編みがある場合は、模様の繰り返し単位を考慮して目数を増減する。
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