← 一覧に戻る
ウィービング・ファイバーアート
Little Looms 🇺🇸

リジッドヘドル織りの基本用語集

Common Rigid-Heddle Weaving Terms

リジッドヘドル織りの基本用語集

本記事は、リジッドヘドル織り(Rigid-Heddle Weaving)における一般的な用語を解説する用語集です。初心者から経験者まで、織りのプロセスを理解し、よりスムーズに作業を進めるための基礎知識を提供します。リジッドヘドル織りは、そのシンプルさから手織りの入門として人気があり、多くの人がこの技法から織物の世界に入ります。

織りの準備と道具に関する用語

リジッドヘドル織りでは、まず「整経(Warping)」という工程で、織物の縦糸となる「経糸(Warp)」を準備します。経糸は、織り機に張られる糸のことで、織物の長さと幅を決定します。整経には「整経台(Warping Board)」や「整経ペグ(Warping Pegs)」などの道具が用いられ、指定された長さと本数に正確に糸を巻き取ります。整経が終わると、経糸を「織り機(Loom)」にセットします。リジッドヘドル織り機は、その名の通り「リジッドヘドル(Rigid Heddle)」と呼ばれる部品が特徴です。これは、経糸を上下に開口させる役割を担う板状の道具で、経糸を通す「スロット(Slot)」と「アイ(Eye)」が交互に配置されています。スロットは経糸が自由に動く溝、アイは経糸が固定される穴を指します。経糸をリジッドヘドルに通す作業を「通し(Threading)」と呼び、織り機の「バックビーム(Back Beam)」から「フロントビーム(Front Beam)」へと経糸を張っていきます。経糸の張力は「テンション(Tension)」と呼ばれ、均一な織物を作る上で非常に重要です。また、織り始めには「リーダー(Leader)」と呼ばれる布や紐をビームに巻き付け、経糸を固定します。

織りの工程と構造に関する用語

織り作業が始まると、横糸となる「緯糸(Weft)」を「シャトル(Shuttle)」に巻き付けて使用します。シャトルは、緯糸を効率的に経糸の間を通すための道具です。リジッドヘドルを上下に動かすことで、経糸の間に「開口(Shed)」と呼ばれる空間が作られ、この開口にシャトルを通します。緯糸を織り込むたびに、リジッドヘドルや「筬(Reed)」を使って緯糸を打ち込み、密度を整えます。この作業を「打ち込み(Beating)」と呼びます。織り進めるにつれて、織り上がった布は「クロスビーム(Cloth Beam)」に巻き取られていきます。織物の端をきれいに仕上げるためには「セルベージ(Selvage)」と呼ばれる耳の部分を均一に保つことが重要です。また、織物の密度を表す指標として「経糸密度(EPI: Ends Per Inch)」と「緯糸密度(PPI: Picks Per Inch)」があります。これらは、1インチあたりの経糸または緯糸の本数を示し、織物の風合いや強度に影響を与えます。織り終わった布は「オフザルーム(Off the Loom)」と呼ばれ、織り機から外された後、必要に応じて「仕上げ(Finishing)」の工程に進みます。仕上げには、水通しやアイロンがけなどが含まれ、織物の最終的な形を整えます。
実践ヒント
  • リジッドヘドル織りを始める前に、整経台やシャトルなどの基本的な道具と、経糸・緯糸の役割を理解しましょう。
  • 織り始める前に、経糸のテンションが均一になるように調整し、リーダーへの固定を丁寧に行うことで、美しい織り上がりにつながります。
  • 織り進める際は、セルベージ(織物の耳)を常に意識し、緯糸の打ち込みを均一にすることで、歪みのない織物を作ることができます。

関連ツール

リジッドヘドル織り機
整経台
シャトル

関連素材

元の記事を読む →