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編み物・ニット
Modern Daily Knitting 🇺🇸

編み物のスタイル(前編)

On Knitting Styles (Part 1)

棒針編みの基本:針の持ち方とスタイル
棒針編みにおいて、針の持ち方は編み物の効率性、快適さ、そして最終的な仕上がりに大きく影響します。この記事では、主に「イングリッシュスタイル(コンチネンタルスタイル)」と「アメリカンスタイル(ジャーマンスタイル)」という二つの主要な編み方について、その特徴と利点を解説します。

イングリッシュスタイル(コンチネンタルスタイル)
イングリッシュスタイルは、主にヨーロッパ大陸で広く用いられている編み方です。このスタイルでは、右手に持った針で糸をすくい、左手の指にかけた糸を操作して編み目を作ります。具体的には、左手の人差し指に糸をかけ、その糸を右手の針で拾い上げて編みます。この方法の最大の利点は、糸を指にかけたまま編み進めるため、編み目のテンション(張力)を一定に保ちやすい点にあります。これにより、均一で美しい編み地を作りやすく、特にメリヤス編みやガーター編みのような基本的な編み方において、その効果を発揮します。また、糸を指でコントロールするため、編む速度が速くなる傾向があり、特に熟練者にとっては効率的な編み方と言えるでしょう。このスタイルは、編み目がきつくなりがちな人や、より滑らかな編み地を求める人に適しています。

アメリカンスタイル(ジャーマンスタイル)
一方、アメリカンスタイルは、主にイギリスやアメリカで普及している編み方です。このスタイルでは、右手に持った針で糸をすくう際に、左手の指ではなく、右手の指で糸を針に巻きつけるようにして編み目を作ります。具体的には、右手の針で編み目を拾い、その針に右手の指で糸を巻きつけてから引き抜きます。この方法の利点は、編み目が比較的緩くなりがちな点です。これにより、編み地が柔らかく仕上がり、特にアラン模様やケーブル編みのような立体的な模様を編む際に、その特徴が活かされます。また、糸の操作が比較的シンプルであるため、初心者にとっても習得しやすい編み方と言えるかもしれません。ただし、イングリッシュスタイルに比べて編む速度はやや遅くなる傾向があります。このスタイルは、編み目がきつくなりすぎるのを避けたい人や、ふっくらとした編み地を好む人に適しています。

どちらのスタイルを選ぶべきか
どちらのスタイルが優れているということはなく、個人の好みや編むプロジェクトの種類によって最適な選択は異なります。イングリッシュスタイルは速度と均一性に優れ、アメリカンスタイルは柔らかさと初心者へのとっつきやすさに利点があります。両方のスタイルを試してみて、自分に合った方法を見つけることが重要です。また、編み物の途中でスタイルを切り替えることで、特定の編み目のテンションを調整したり、指の疲れを軽減したりすることも可能です。最終的には、快適に、そして楽しく編み物ができるスタイルが、あなたにとってのベストな選択となるでしょう。
実践ヒント
  • 両方の編み方(イングリッシュスタイルとアメリカンスタイル)を実際に試してみて、どちらが自分の手の動きや編み地の好みに合っているかを確認しましょう。
  • 編み目のテンションが均一にならないと感じる場合は、糸をかける指や針の持ち方を微調整し、最も安定するポジションを見つけてください。
  • 長時間の編み物で手が疲れる場合は、時々編み方を変えてみることで、特定の筋肉への負担を軽減できることがあります。

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