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ウィービング・ファイバーアート
Peggy Osterkamp 🇺🇸

高価な糸や滑りやすい糸の織り始めの結び方:たて糸の通し方のコツ

The Tricks for Lacing On the Warp When Tying On Expensive or Slippery Warps

高価な糸や滑りやすい糸の経糸を織機に張る際の工夫
高価な糸やリネン(麻)のように跳ねやすい糸、レーヨンのように滑りやすい糸を織機に張る際、エプロンロッドに直接結びつける「レーシングオン」という方法が有効です。この方法は、糸の無駄を最小限に抑え、均一な張力を保つために特に推奨されます。

レーシングオンの具体的な手順と結び方
まず、筬(おさ)を通した経糸を約1インチ(2〜3cm)幅の束に分け、各束の糸が全て同じ張力になるように慎重に引っ張り、つまんで調整します。この際、糸の端に近い位置で「スリップノット(引き解け結び)」または「オーバーハンドノット(一重結び)」で結びます。通常はオーバーハンドノットが用いられますが、状況に応じてスリップノットも選択肢となります。これらの結び方は、経糸をエプロンロッドに固定する際に、糸の滑りを防ぎ、張力を均一に保つ上で重要な役割を果たします。

均一な張力維持の重要性
経糸を織機に張る工程で最も重要なのは、全ての経糸が均一な張力を持つことです。特に高価な糸や扱いにくい特性を持つ糸の場合、不均一な張力は織りムラや糸の破損につながる可能性があります。レーシングオンは、各束の張力を個別に調整できるため、この問題を効果的に解決します。また、結び目を糸のカット端に近づけることで、織り始めの無駄を減らし、貴重な糸を最大限に活用することができます。この技法は、熟練の織り手にとっても、繊細な素材を扱う際の重要なテクニックとして活用されています。
実践ヒント
  • 経糸を筬に通した後、約1インチ(2〜3cm)幅の束に分け、各束の糸が均一な張力になるよう丁寧に引っ張り、つまんで調整する。
  • 糸のカット端に近い位置で、スリップノット(引き解け結び)またはオーバーハンドノット(一重結び)で結び、エプロンロッドに固定する。
  • 特にリネンやレーヨンのような滑りやすい糸、高価な糸を扱う際にこの「レーシングオン」技法を用いることで、糸の無駄を減らし、均一な織り上がりを実現する。

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