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ソーイング・縫製
Sew Daily 🇺🇸

バスト補正のやり方・型紙調整ガイド

Full Bust Adjustment Instructions

フルバスト調整(FBA)の必要性とメリット
手作りの洋服で、肩はぴったりなのにバスト部分がきつかったり、前身頃がずり上がってしまう経験は、多くのソーイング愛好家が抱える悩みです。このような問題は、既製の型紙が特定の体型(通常はBカップ)を基準にデザインされていることに起因します。しかし、この問題は「フルバスト調整(FBA)」という型紙補正を行うことで簡単に解決できます。FBAは、バスト部分にのみ必要なゆとりを追加し、肩や首回り、アームホールなどの他の部分のフィット感を損なうことなく、オーダーメイドのような着心地と美しいシルエットを実現する非常に有用なテクニックです。見た目よりもはるかに簡単で、数回のカットと広げる作業だけで、手持ちの型紙を自分の体型に完璧に合わせることができます。

FBAの基本的な手順とポイント
FBAは、主にダーツのあるボディス(身頃)の型紙に対して行われます。基本的な手順は以下の通りです。
1. 基準線の引き方: まず、型紙にバストポイント(BP)を特定し、そこからアームホール、サイドシーム、ウエストダーツに向かって複数の線を引きます。これらの線は、型紙をカットする際のガイドとなります。
2. 型紙のカット: 引いた線に沿って型紙をカットします。通常、アームホールからバストポイントを通り、ウエストダーツの先端まで、そしてサイドシームからバストポイントに向かってカットします。この際、アームホールの一点だけは完全に切り離さず、ピボットポイントとして残しておくのが一般的です。
3. ゆとりの追加: カットした型紙を広げ、バストに必要なゆとり分だけ開きます。この開いた部分には、別の紙を挟んでテープで固定します。これにより、バストの膨らみに合わせて型紙が拡張されます。
4. ダーツの再形成: ゆとりを追加したことで、ウエストダーツやサイドダーツの形状が変わる場合があります。新しい形状に合わせてダーツラインを引き直し、必要に応じてダーツの量を調整します。また、バストポイントの位置も再確認し、必要であれば微調整します。
5. 縫い代の調整: 型紙の端(特にサイドシームや裾)が不自然な角度になった場合は、滑らかなラインになるように縫い代を調整します。これにより、縫製時にきれいに仕上がります。
この一連の作業により、バスト部分にのみ必要なゆとりが加わり、他の部分のフィット感は維持されたまま、より快適で美しいシルエットの洋服を仕立てることが可能になります。FBAは、特に胸の大きい方が既製パターンで洋服を作る際に、仕上がりの満足度を大きく向上させるための不可欠な技術と言えるでしょう。
実践ヒント
  • FBAを行う前に、必ずシーチングなどの安価な生地でトワル(仮縫い)を作成し、実際のフィット感を確認しましょう。
  • バストポイントの位置は人によって異なるため、自分のバストポイントを正確に測り、型紙上のバストポイントと照らし合わせて調整しましょう。
  • FBAで追加するゆとり量は、自分のバスト寸法と型紙のバスト寸法の差を参考に決定しますが、一度に大きく調整せず、少しずつ試しながら最適な量を見つけるのがおすすめです。

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